2004-02-28から1日間の記事一覧
以前読んだISBN4-7980-0576-2と逆の立場から、ヒト・ゲノム計画を描いた本。 以前読んだ本は、公的プロジェクトの立場で書かれており、この本の主人公は悪者だった。 逆側から書かれた本を読んで、セレーラが一方的な悪者(単なる金の亡者)とは言い難いなと思…
如何にも、大学教養部集中講義議事録とでも言いたげな内容。
例によって、本文とは微妙に無関係な西原の絵だけが面白い。 共著のものは買うのはもう止めようと思って居たのだが、「最後の」と書いてあったので、つい捕獲。
TVは視て居ないのだが、日本の伝統技術を紹介し、それが西欧の現代工業に、旧くて新しい技術として、どう生かされて居るかというのは、僕には新鮮な話題だった。
精子競争にまつわる生物学の総説という意味で、大変面白かったのだが・・・(カバーを外すと)白地に赤でくっきりと「乱交の生物学」と書かれた本を、通勤電車の中で読むのは勇気が要った。
予想に反して、只の競馬小説では無く、競馬に関わった或る幕末・明治人の生き様を書いて居たから、意外に面白かった。
この著者の本を読むのは3冊目。 毎回、苦労話が苦労と思えない、サラサラとした読後感しか残らないのが残念。 それでも、自分と違う業界の中に居る人間が、その業界のことを書いた文章は、下手にプロの書き手が、専門外の話を付け焼き刃で書くよりはまし。
作られた「頑固親父」の語り調・・・なのが目障りだが、それでも、鮨でも喰おうかと思った。