2004-02-28から1日間の記事一覧

Shreeve, J: ザ・ゲノム・ビジネス ISBN:4047914649

以前読んだISBN4-7980-0576-2と逆の立場から、ヒト・ゲノム計画を描いた本。 以前読んだ本は、公的プロジェクトの立場で書かれており、この本の主人公は悪者だった。 逆側から書かれた本を読んで、セレーラが一方的な悪者(単なる金の亡者)とは言い難いなと思…

大場 秀章; 望月 賢二; 坂本 一男; 武田 正倫; 佐々木 猛智: 東大講座 すしネタの自然史 ISBN:4140808276

如何にも、大学教養部集中講義議事録とでも言いたげな内容。

西原 理恵子; 鴨志田 譲: 最後のアジアパー伝 ISBN:4062121565

例によって、本文とは微妙に無関係な西原の絵だけが面白い。 共著のものは買うのはもう止めようと思って居たのだが、「最後の」と書いてあったので、つい捕獲。

NHK「ジャパンインパクト」プロジェクト: ジャパン インパクト ISBN:4140807563

TVは視て居ないのだが、日本の伝統技術を紹介し、それが西欧の現代工業に、旧くて新しい技術として、どう生かされて居るかというのは、僕には新鮮な話題だった。

Birkhead, T: 乱交の生物学 ISBN:4783502293

精子競争にまつわる生物学の総説という意味で、大変面白かったのだが・・・(カバーを外すと)白地に赤でくっきりと「乱交の生物学」と書かれた本を、通勤電車の中で読むのは勇気が要った。

岳 真也: 文久元年の万馬券 ISBN:4396632398

予想に反して、只の競馬小説では無く、競馬に関わった或る幕末・明治人の生き様を書いて居たから、意外に面白かった。

加藤 文: 電光の男 ISBN:4163224408

この著者の本を読むのは3冊目。 毎回、苦労話が苦労と思えない、サラサラとした読後感しか残らないのが残念。 それでも、自分と違う業界の中に居る人間が、その業界のことを書いた文章は、下手にプロの書き手が、専門外の話を付け焼き刃で書くよりはまし。

荒木 水都弘; 浅妻 千映子: 江戸前の「握り」 ISBN:4334032311

作られた「頑固親父」の語り調・・・なのが目障りだが、それでも、鮨でも喰おうかと思った。