Shreeve, J: ザ・ゲノム・ビジネス ISBN:4047914649

以前読んだISBN4-7980-0576-2と逆の立場から、ヒト・ゲノム計画を描いた本。 以前読んだ本は、公的プロジェクトの立場で書かれており、この本の主人公は悪者だった。
逆側から書かれた本を読んで、セレーラが一方的な悪者(単なる金の亡者)とは言い難いなと思ったのと、例えば、60%解読完了という60%の意味合いが、100個の塩基配列の内の60個を決定したという単純な問題ではなく、それすらも争点だったことを知った。
遺伝子は人それぞれな訳で、誰のを解析したんだろうと思っていたが、その辺の説明もあっさりと書かれていた。